片頭痛解消 モニター募集

痛みとは、体が傷ついたことを知るための感覚である。この感覚があるので、人は体が傷つかないように注意して暮らすようになる。たとえば先天的に痛覚が欠損した子は、食事中にフォークで頬の肉を内側から突き刺して平気だったりする。それは身体にとって危険なことである。つまり痛覚は必要な感覚なのである。

痛みとは、通常はそれだけでは病気ではなく、何らかの原因で生じている症状の一つにすぎない。頭痛の場合は、頭を打ったとか、借金苦だとか、息子がグレた、とかの原因があれば、それらの原因を取り除けば頭痛もなくなる。しかし原因がはっきりしないのに、繰り返し頭が痛くなることがある。その場合は一連の頭痛を一つの病気と考えて、「頭痛症」という病気と認識される。いま日本では原因不明の頭痛症で悩む人が1千万人ほどいると推定されている。

2021年にエムガルティという注射薬が厚労省に承認された。国内試験では、6ヶ月で、半数以上の人で頭痛の回数が半減したと報告されている。


メーカー(イーライリリー)の説明によると、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド Calsitonin Gene-Related Peptide)という「痛み物質」が脳から分泌されて、それが痛覚を刺激することで頭痛が起きるということである。しかし事前にエムガルティが注射されていると、エムガルティがCGRPと結合して、CGRPを無力化し、痛みが起きなくなる。ただし時間が経って、エムガルティの血中濃度が低下していくと効果が薄れる。だからエムガルティは毎月1回注射しなければならない。

この説明から、頭痛が起きるメカニズムは次図のようになっていると考えられる。

脳自体には痛覚はない。だから脳が直接痛くなることはない。痛覚の神経は脳外の頭蓋骨の裏側にある(図の赤線)。脳から痛み物質(CGRP)が分泌され、それが痛覚に達すると、痛覚が刺激されて痛みの神経信号が出て、それがまた脳に送られて、脳が、痛みの場所と程度を認識する、ということのようである。

痛み物質が痛みを引き起こすには、ある程度の量が必要だと考えられる。痛み物質の量が、ある境界値以下であれば痛みは感じないが、境界値を越えると痛みを感じるようになる。たとえば頭を打つと、脳は痛み物質を分泌し、その量が境界値を越えると頭痛が起きてくるのである。片頭痛とか群発頭痛とかは、特に頭を打たなくても起きる頭痛だが、痛みが生じてくる物理的なメカニズムは同じである。

痛みは必要な感覚だから、痛覚を麻痺させたり、痛み物質の産生を止めることは、生命原理に反することで、賢明な策ではない。それに比べれば、エムガルティ等の薬で痛み物質を包み込んで、それが痛覚に達しないようにブロックするのは、良い方法である。頭痛治療の歴史では画期的な方法だと言われている。しかしエムガルティは月に4万円以上して、保険があっても1万4千円かかるし、副作用もないではない。

もっと簡単で、安価で、生命原理に沿った、副作用のない方法がある。それは脳髄液の流れを良くして、痛み物質を早めに除去することである。脳髄液の流れをよくする方法は「脳の健康と脳髄液の流れ」で詳しく述べているので参照していただきたい。脳髄液の流れが良くなれば、頭蓋内で痛み物質の濃度が高まらなくなって、頭痛から解放される。

おそらく、大多数の人は体がそのように出来ている。だからむやみに頭痛が起ることはない。しかしたまには頭痛が起きる。それは特別な事象ではなく、脳髄液の流れがたまたまどこかでとどこおるだけである。流れがとどこおると流れが遅くなり、「痛み物質」が脳内で留まる時間が長くなる。留まる時間が長くなれば「痛み物質」の濃度が高くなる。すると頭痛が起きやすくなる。そのイメージを図にすると下のようになる。

脳髄液の流れが悪くなる原因は、食事、飲酒、睡眠不足、心配事、臭い、光刺激、低気圧、生理、などいろいろある。それらの原因がなければ頭痛は起きない。しかしそれらの原因がなくならなくても、脳髄液の流れを良くして「痛み物質」をすみやかに流し去れば、頭痛は起きなくなるわけである。

動画解説

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